なぜ遺言書は必要なのでしょうか?
遺言書があるメリットとしては、まず相続争いを防ぐことが挙げられます。
もし、「うちの家族は仲が良いので遺言書なんかなくても大丈夫だ。」とか、「財産といっても家と預貯金が少々あるくらいだから、わざわざ遺言などいらない。」などとお考えの方がいらっしゃたら非常に危険な思い込みと言わざるをえません。
どんなに仲の良いご家族であっても、それぞれのおかれた職場や結婚などの環境の変化により相続争いに発展する可能性がでてきます。
例えば、相続人のうちのどなたかが事業でどうしてもお金が必要な状況であったり、法定相続人間では話がまとまっていたものの、どなたかの配偶者が不服を主張することも考えられます。
このような事がおこらなければそれにこしたことはないのですが、仮にこういった事態になってしまっても大丈夫なように事前に準備をしておけば、心ならずも仲違いせずにすむのできっとご家族にも感謝されることでしょう。
遺言書を遺すことによって無用な争いを避け、仲の良い家族はそのままのの関係を保つことができるのであれば、これだけでも作成する価値があると思います。
また、遺言書を遺すということは、自分の意志を明確に表し「自分の想い」をのこすということです。
残念ながら遺言書がないと強引な方やご親族間の力関係、声の大きな人に有利になるなど思ってもみない方向に話が進むこともあります。
ご自分の意志、想いをぜひ明確な形にしてご家族様(もちろんペットと暮らしている方はペットにも)に遺しましょう。
行政書士小野事務所
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